メロス言語学院

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【進学】藝大大学院合格者 体験談

2020年04月24日

日本留学を選択する学生が多くなるにつれ、進学競争も激しさを増しています。毎年、メロス言語学院では数多くの合格者を送り出しています。これから、日本での進学を目指す学生の皆さん各々の目標を達成できるよう、先輩たちの合格体験談をご紹介していきます。受験準備や考え方は十人十色ですが、先輩たちの体験談を、是非これからの皆さんの参考にしてみてください。同じ目標をもつ仲間は、決して「ライバル」ではなく大切な「同士」です。メロス言語学院では、切磋琢磨しながら、情報交換など支え合える最高の環境を用意して皆さんをお待ちしています。

当校の美術大学進学者の中には、有名な東京私立5大美術大学以外に、国公立美術大学の合格者も数多くいます。今回は、見事3つの大学に合格した李さんの体験談をご紹介します。

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★進学:東京藝術大学大学院 美術研究科 油画技法材料研究室

☆合格:武蔵野美術大学大学院 油絵コース

☆合格:多摩美術大学大学院 油画研究領域

 

■私にとっての「師匠」・・・

一年半の間、忙しい毎日でしたが、決して時間を無駄にはしませんでした。「努力だけでは決して成功できない。しかし、努力をしなければ絶対に成功することはない。」といつも自分自身に言い聞かせてきました。メロス言語学院で勉強できたことは、私にとって最も幸運なことで、出会った先生方全員がとても印象深いです。先生方は皆、真面目で責任感を持って学生たちと真摯に向き合ってくれます。私が自信を失った時にはいつも、励ましそしてどこまでも支えてくれました。特に担任の先生には心から感謝してもしきれません。私が何か迷った時には、進むべき方向へそっと導いてくれました。私の作文を、いつも根気強く丁寧に添削してくださり、まるで私の「師匠」の様でした。私を助けてくださったすべての先生方に感謝しています。メロスでは、国際職豊かな温もりを感じることができ、世界各国のクラスメイトと交友を深めることができました。文化、肌の色、言語は異なりますが、みんなで協力できたことは忘れられません。

 

■最も重要な時期は・・・

一年半を振り返ってみて、最も重要な時期は、入学してからの半年間の授業だと思います。比較的、実用的かつ生活意識に重点が置かれており、最初に学ぶ内容は、学生たちが日本の学習環境に早く順応し、生活上の基本的な日本語を習得するための内容です。この基盤をしっかりと丁寧に作ることが何よりも受験期本番に効いてきます。次の半年間で、ゼロから始める学生でもN2の試験に合格できるよう、試験対策中心の勉強をしていきます。最後の半年間は、専門性を高め、進学先でさらに深く勉強ができるような基礎を着実に着実に固めていきます。すべての過程が計算しつくされて積み上がっていきます。

 

■会話力の急激な進歩

毎日、メロスで日本人の先生の授業を受けることで、会話力が急激に進歩します。試験前には、とにかく日本語を練習し、複数の先生と面接の練習をしておけば、先生方が出題してくれる想定問題を、一つひとつ確実に答えられるようになります。答えた日本語に間違いがある時には、先生方は辛抱強く私の為に丁寧に正してくれました。そのおかげで、面接本番では、とても落ち着いて面接官の質問に答えることができ、教授との事前面談でもしっかりと深く議論を交わすことができました。当然、これは普段の練習と準備なくしては成し得ません。

 

■美術指導は、先生であり先輩

 私の美術を指導してくれたのは、専門の日本人の先生でしたが、今では「私の先生」であり「私の先輩」でもあります。一人で絵を描いていると、自分自身の課題に気付けないこともあります。もしも、先生や先輩から教わることが出来なければ、きっと専攻分野でつまずく部分もあったでしょう。在学中は、午前中は自宅で日本語授業の復習をし、午後はメロス言語学院で授業を受け、夜に絵を描いていました。

最も行きたかった藝大に合格することができ、興奮して夜も眠れませんでした。これから、後輩の皆さんも一時の困難や悩みにつまずかず、一層の努力を続けてほしいです。当時、私も諦めようと思ったことがありましたが、歯を食いしばって続けてきた一年半は本当にあっという間でした。まるで昨日のことのように感じます。いま出来ることは、毎日の時間を無駄に過ごさず、努力をして困難を乗り超え、前に進むことです。

 

藝大に入学後、専攻の勉強をしていくとともに、これまでと変わらず、日本語と日本文化を学びながら充実した生活を送っています。将来は、私が日本で学んだ専門知識と文化を新しい時代の学生たちに伝授し、芸術の発展に向けて、微力ながらも貢献したいと思います。

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どうでしたか?これからも、夢への第一歩を踏み出したメロスの先輩たちの体験談を紹介していきます。次回をどうぞお楽しみに。

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