メロス言語学院

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【進学】藝大学部合格者経験談

2020年04月13日

前言:

日本留学を選択する学生が多くなるにつれて、進学の競争も激しさを増しています。メロス言語学院は毎年、合格者が数多くいます。今後、日本での進学を目指している学生が、日本の受験に早く適応できるように、先輩方の合格経験談を選出しました。先輩方の試験準備の経験はどれも同じではありませんが、それぞれの経験の中から、皆様自身が有益な情報を得ることができたなら、それは当校にとっても意義のあることとなります。

美術大学進学者の中には、有名な東京私立5大美術大学以外、国公立美術大学の合格者も少なくありません。まずは、東京芸術大学油絵学科合格した「王さん」を紹介します。

 

【王さんの試験準備経験談】

インターネットで日本の美術進学の語学学校を調べ、最も魅力的に感じたのがメロスだったため、メロスを選びました。先生方はとても良く、熱心に多くの大学に関する情報を教えてくれました。私はメロスの美術クラスにも参加しました。そこでは、日本の画風を理解することができました。日本と中国では、美術を指導方法は少し違います。日本のものには包容性があり、それぞれの個性を全て尊重しており、中国の洗脳式教育とは違いました。その後も、日本人の先生の指導の下、受験準備をしていき、日本人の先生が出題する問題に柔軟に対応することができるようになり、想像することに制限されることがなくなりました。先生は、描いた絵を否定するわけではなく、さらに自分自身を上手く表現できるようにするため、作品に対して抜かりなく指導してくれます。

 

東京藝術大学の油絵科の受験はEJU日本語と総合科目が必要となり、私は数学も全て受験をし、総合的な状況に応じて評価されました。藝大を受けることは一か八かの賭けでしたが、決心が重要で、絵を好きでなければできないことです。大学に合格したことを知った時、東京芸術大学の一員になれたことを光栄に思い、とても嬉しかったです。少し信じられませんでしたが、やっと居場所を見つけたような感覚でした。

 

合格後、日本の留学生活を振り返ってみました。最も耐え難かったことは「心理的ストレスと自制力」です。自分で日常生活を管理し、勉強もしなくてはならず、とても疲れました。しかし、困難に直面したとき、挫折しないで自分自身で責任を負うべきであり、その結果がどうであれ、自分の最大の努力を尽くせば、恥ずかしくなんてありません。自分がやりたいことをやるべきです。自分の趣味が絵を描くことであり、それは試験の為だけに絵を学ぶのではありません。私は毎日、絵をどのくらいの時間描いたのかはわかりませんが、描きたいときに描き、描きたくない時は無理して描くことはしませんでした。私は普段、静物を描くことはなく、ほとんどスケッチをし、どの絵も作品として扱っています。

 

1分1秒を大切にしなければなりません。1年という時間はあっという間に過ぎていきます。頭の中にアイディアが思い浮かんだらすぐに行動してください。ぐずぐずしていたら、最後に残るのは後悔だけです。自分の作品の為に写真を残しておき、可能な限り絵を描き、たくさん手を動かします。それぞれの試験の点数が高ければ高いほど良いです。多くの日本の友達と交流をし、自分の国だけのコミュニティーに制限せず、日本語が話せないではなく、物怖じせずに話しましょう。よく食べ、よく寝て、自分の身体を最も大事にし、健康でいましょう。

経済状況が悪くないならば、アルバイトをする必要はありません。アルバイトの時間を試験の準備の時間にし、合格してからアルバイトをしても間に合います。

 

今後の目標は藝大で全身全霊で作品を作り、各種展覧会を開催し、日本から世界へ飛び立ち、将来は歴史に残る芸術家になりたいです。

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